沖縄在住の映画監督でジャーナリストの三上智恵さんの講演会。



『NO MORE WAR IN OKINAWA〜「復帰50年」沖縄を、再び戦場にしないために』

 沖縄で28年間取材を重ねてきた映画監督でジャーナリストの三上智恵さんの講演会を開催します。

「本土防衛」の名のもとに、沖縄がふたたび戦場として使われてしまうかもしれない!

そんな沖縄の危機感を、私たち「ホンド」の人間はどこまで知っているのでしょうか?

沖縄在住のジャーナリストが見続けてきた沖縄の現実を知る機会です。

日時:2022年7月1日(金)18:30〜

場所:山梨県北杜市明野町 明野総合会館1F多目的ホール

参加費:大人1,000円 高校生以下 無料

参加申し込み:メール yamanashi_henoko@yahoo.co.jp


三上さんの監督作品は、オスプレイ配備や高江のヘリパッド建設に対する住民の抵抗をドキュメントした「標的の村」、辺野古新基地建設への抗議行動やそこに関わる人たちを丁寧に描いた「戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)」、高江ヘリパッド建設、辺野古新基地建設と同時に進みつつある宮古島や石垣島への自衛隊配備の問題を、その土地の文化を交えて撮影した「標的の島 風かたか」、沖縄戦の時に、沖縄の少年たちをゲリラ兵に仕立てあげた護郷隊や石垣島の戦争マラリアを、様々な証言を元に明らかにし、軍隊が住民を守らないという軍隊の本質を描いた「沖縄スパイ戦史」があります。

北杜市では、市民による上映会で三上さんの全ての作品を自主上映し、毎回300〜400人ほどの方に見ていただきました。

どの作品も現場に通い続けたジャーナリストにしか描けない力強さ、説得力があり、映画を見て現地に足を運んだ人も入るくらいです。

現在、三上さんは南西諸島への自衛隊配備とその危険性について考えるオンラインシンポジウム「島々シンポジウム」の司会をつとめたりしながら、実際に宮古島や奄美大島へも足を運び取材を重ねています。

昨年 12月24日の沖縄タイムスの記事は衝撃的でした。

「南西諸島に攻撃拠点 米軍、台湾有事で展開 住民巻き添えの可能性 日米共同作戦の計画原案」


三上さんがずっと警鐘を鳴らしてきたことが、実際に日米両軍で作戦として策定されてしまっているという事実が明らかになったのです。

今、ウクライナ戦争の影響もあって、日本国内では自衛力=軍事力の強化を求める声が強くなってしまっています。しかし、その「自衛力」がどのような内容なのかを真剣に知ろうとしている人は少ないのではないでしょうか?

「本土防衛」のために沖縄をふたたび戦場にし、そこに住む人々を犠牲にしてしまう。
たとえ「自衛力」が必要と考えている人でも、それにはNOと言うはずです。
77年前の沖縄戦で、世界でも有数の悲劇を経験した土地とそこに住む人々を、もう一度同じ経験をさせても良いと思っている人などいないはずですから。

オンラインシンポジウム「島々シンポジウム」の司会をつとめ、防衛の専門家や宮古島、石垣島などの南西諸島で自衛隊基地建設に反対の声をあげている人たちと対話を重ねてきた三上さんだからこそ語れる沖縄の現状を知ることは、私たちがどんな未来を選択するのかを考える機会になるはずです。

ぜひご来場ください。


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